大塚製薬株式会社が医薬情報担当者(Medical Representatives:MR)向けタブレット端末として、Windows 8.1 Enterpriseを搭載した「Dell Venue 11 Pro」を1900台を採用し、6月末までに配備を完了した。デル株式会社と日本マイクロソフト株式会社が2日、発表した。
大塚製薬はこれまでノートPCとタブレットの2種類をすべてのMRに配備。医薬関係者との面談時にはタブレットで情報提供し、業務報告や資料作成にはノートPCを使うなど、両端末を使い分けていた。
しかし、6月のタブレット端末の契約更新を契機に、これまで利用していた他社OSのタブレットを継続使用せず、PC・タブレットとして利用可能なWindowsタブレットに移行。従来、ノートPCとタブレットに分かれていたMR用端末を「Dell Venue 11 Pro」に統合し、MRが戦略や提案を考えることに集中できる環境を構築した。
Windows 8.1 Enterpriseを利用することで導入・管理費用も約5割削減し、Windows 8.1 Enterpriseの暗号化機能「BitLocker」によりデータ漏えいリスクも低減したという。